現地での銀行口座開設
オーストラリアの都市銀行には、「4大銀行」と呼ばれるANZ銀行、Commonwealth銀行、National Australia銀行、Westpac銀行などが挙げられます。これらの銀行はシティ内に店舗を構えていることが多く、利用もしやすいため、留学生には人気があります。
その他にも、店舗がないが、預貯金の利率が良いなどの利点があるため、現地のオーストラリア人に人気がある銀行もあります。
まずはどの銀行にも共通する、基本的な事柄をおさえておきましょう。
1.口座の種類
日本での普通預金にあたるものがSaving Account(銀行によっては名称が異なる)、当座預金に相当するものがCheque Accountです。ワーキングホリデーや留学といった目的の場合、前者を開設することになるでしょう。
こちらで銀行口座を開設した場合、通常の預金口座に加えてOnline Saver(銀行によっては名称が異なる)と呼ばれるアカウントを持つことになります。こちらは割高の利子がつくことが特徴ですが、オンライン上での管理のみになるためATMからの引き出しはできません。貯蓄用として管理する、もしくは必要に応じてオンラインからSaving Accountにお金を移すといった形での使用が想定されるタイプの口座です。
Saving Account | Online Saver | |
---|---|---|
使う場面 | ATM・普段の買い物 | 貯蓄用・オンラインでの管理 |
口座維持費 | 有り (学生はかからないことが多い) | 無し |
その他 | Saving Accountに比べ金利が高い ためまとまった預金があり、取引す る予定がしばらくない、という場合 にはこちらの口座に預金を入れてお くと良い |
オーストラリアでは月々口座の維持費がかかります(ただし学生の場合には就学期間中免除となる場合がほとんどです)。日本に帰国される際には、口座解約を忘れないようにしましょう。
2.銀行口座の開設の仕方
オーストラリアに到着して6週間以内に銀行口座を開設する場合、必要となるのはパスポートのみです。それ以降の期間になりますと、以下を参考に合計100ポイント分となる身分証明書類を持参しなければなりません。
身分証の種類 | 点数 |
パスポート | 70 |
オーストラリアの運転免許証 | 40 |
国際運転免許証 | 25 |
学生証 | 40 |
クレジットカード | 25 |
3.口座開設後にすること① – オンラインバンキングの設定
銀行で何とか口座の開設手続きが終わり、ホッとしてそのあとの手続きを忘れてしまう方がいます。銀行のスタッフは何か言っていたような…でもよく分からないという人は下記をおさらいしておきましょう!
オンラインバンキングとは
コンピュータやスマホを使ってインターネット経由で銀行などの金融機関のサービスを利用すること。 預金の残高照会、入出金照会、口座振り込み、振り替え、個人情報の設定や上限額の変更などが利用可能。
オーストラリアは口座開設と同時にオンラインバンキングの手続きをすることがほぼ必須となっています。これは、カードのアクティベートはオンラインバンキングから行うためです。
使用例
(例) 家賃を2週間に1回に支払うのにオンラインバンキングを利用して支払いをしたい
(例) 学校を申し込んだので、1日の支出上限額を変更したい
(例) 住所が変わったので住所変更をしたい
手続きの仕方
手続きの方法は各銀行によって異なりますが、各銀行のホームページにて「オンラインバンキングの設定」というページから口座の詳細を入力することで、作成可能です。
ネットやコンピュータが苦手、という方は、開設後、特にこのサービスを使用せず、お近くのANZの店舗やATMをご利用することをお勧めいたします。
4.口座開設後にすること② – タックスファイルナンバーを銀行に知らせる
税金や手数料の関係で、銀口座にタックスファイルナンバーの情報を自分の口座と関連付けておくことをお勧めします。
タックスファイルナンバーをお持ちの方、また取得予定の方は、各支店までタックスファイルナバーの詳細を届け出ることを忘れないでください。
5.おわりに
いかがでしたか?
ワーキングホリデービザや学生ビザで長期の滞在をされる方には銀行口座の開設は生活をするのに欠かせない手続きの一つです。快適に生活をスタートさせるためにも、入国してからすぐにお手続きをされることをお勧めします。
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