【高校留学生インタビュー】Anjiさん
2025年1月から、日本の高校を一時休学してオーストラリア、ブリスベンの私立高校へ1年間留学しているAnjiさん。HSP(高校進学準備コース)からメインストリーム(現地校)への進級や、タームごとのスポーツクラブへの参加など、さまざまなことに積極的に挑戦してきた姿がとても印象的でした。
今回は、そんなAnjiさんに留学を決意したきっかけや、実際の学校生活、オーストラリアで感じたことなどを詳しくお話しいただきました。
留学のきっかけ

小さい頃から英語を学び、検定試験にも積極的に挑戦していたので、「海外の高校に行ってみたい」という思いはずっとありました。中学生の時期には、一度自分の進路をじっくり考えるタイミングがあり、その結果まずは日本の高校へ進むことにしました。
通っていた高校はインターナショナル系で、同級生の中には留学経験者も多く、彼らの話を聞くうちに、自然と海外への憧れがまた大きくなっていきました。
その後、決定的なきっかけになったのが、2週間のカナダ、トロントへの留学です。ホームステイが本当に楽しく、そこでの経験を通して英語への熱が一気に戻りました。
当初はカナダを第一希望に、アメリカやフィリピンなども考えましたが、気候や治安の面からオーストラリアに留学することにしました。オーストラリアの中では、ブリスベンかメルボルンで迷っていて、都会と自然のバランスがちょうどいいブリスベンに決めました。
留学を伝えた時の家族・友達の反応
両親に留学したいと伝えた時、2人ともとても応援してくれました。もともと英語を身につけてほしいという思いがあったことに加えて、母自身が2年間の留学経験者だったこともあり、前向きに背中を押してくれました。
友達に話したときも、もともと留学経験者が多い学校だったので、驚かれたり反対されたりすることはなく、みんな温かく応援してくれました。
留学前のようす

留学前は、自分の英語力にとても不安がありました。英語の勉強は頑張っていて、周りと比べれば得意な方だと思っていましたが、洋画を見ている最中に会話が聞きとれなかったりすると、「オーストラリアでは現地の人達の会話についていけないんだろうな」と感じることもありました。
日本にいる間は、英語の塾に通い、英語で化学や数学を学ぶクラスや、4技能(読む・書く・聞く・話す)の強化に取り組みました。高校の学期が終わってから留学までの1か月間は、IELTSの勉強に集中し、その時のスコアは4.5でした。
留学生活について
Anjiさんは4タームの留学期間のうち、ターム1・2をHSPで過ごし、ターム3からメインストリームに進級しました。学校はどちらもSt Paul’sで、HSPとメインストリームの両方を担当する先生もいるため、安心してステップアップできたそうです。また、日本のように1つの部活に3年間所属するスタイルとは違い、St Paul’sではタームごとに興味に合わせてクラブを選べるのも特徴です。
HSP(高校進学準備コース)での生活
St Paul’sのHSPはクラスが三段階あり、僕は真ん中のクラスからスタートしました。授業はそれほど難しくなく、楽しかったです。留学前は英語を話すことに不安感がありましたが、このクラスで勉強し、クラスメイトと仲良くなったことで、恐怖心はほとんどなくなりました。また、バレーボールチームに入って、試合で優勝したことも印象に残っています。

ターム2では1番上のクラスに上がり、数学と英語の勉強を頑張りました。数学の先生に積極的に質問していたら、メインストリームに上がったときもその先生が担当で、引き続き気にかけてもらえたのが本当にありがたかったです。ターム2ではテニスにも挑戦しました。
HSPとメインストリームの交流はたくさんあるわけではないですが、HSPのOBがメインストリームの友達を紹介してくれたので、進学後もスムーズに友達を作ることができました。
メインストリーム(現地校)での生活

メインストリームに入った最初は、文化の違いに本当に驚きました。HSPにいた時はアジア人が多く、授業も静かで先生の話を聞くスタイルでした。でもメインストリームでは生徒が常に積極的で、ノートをずっととるというよりは、ディスカッションベースなことが多かったです。最初は圧倒されていましたが、最後には自分も自然に手を挙げて発言できるようになっていました。
授業についていくために、わからないことは素直に「わからない」と伝えるように心がけました。また、オージーの友達と仲良くなり、わからないことがあれば先生やクラスメイトに聞いたり、自宅で調べたりするなど、複数の方法で学べる環境を作りました。
オーストラリアで特に良いと感じたのは、初対面でもフレンドリーに話しかけてくれることです。「校内で見かけたことがある」程度でも、クラスが一緒になると積極的に話しかけてくれるので、友達の輪が自然と広がりました
ターム3 ではフットボールチームに、ターム4 ではバンドグループに入りました。帰国直前の学校ライブには友達がたくさん来てくれて、本当に嬉しかったです。
学校以外の生活

ホストファミリーとの生活では、食べ物が口に合わないこともありましたが、一緒に料理を作ったり、友達とたこ焼きパーティーをしたり、楽しい時間もたくさんありました。今はIELTSの勉強をしていて、ホストファミリーが手伝ってくれることもあります。
学校に慣れてきたころ、英語をもっと伸ばしたいと思って、友達の紹介で日本食レストランでアルバイトもしました。英語での接客やトラブル対応、スタッフ・お客さんとの雑談など、実践的な英語力が身についたと思います。
今後の目標
HSP終了後、一度日本に帰国して、IELTSを受けたのですが、その時のスコアは5.5だったので、次のIELTSでは6.5を目指して頑張りたいと思っています。
日本に帰ってからも、この1年で培った英語力をキープしていきたいです。留学中には、たくさんのオージーの友達とたくさん会話をしてスピーキングを磨いてきたので、これからはリーディングの向上に力を入れたいと考えています。また、第三言語の取得も頑張りたいと思っていて、中国語、韓国語、ヨーロッパ系の言語などにも興味があります。
これから留学を考えている人へ

高校留学はすごく勇気がいる挑戦だと思います。オーストラリアに来てからも、不安や孤独感から「来なければよかった」と思う瞬間もありました。英語力が伸び悩むこともあると思いますが、とにかく英語を話す場面を自分から積極的に作ることが大事だと思います。もし自分からチャレンジした結果失敗したとしても、「留学中の経験」と焦らず、頑張ってほしいと思います!大変なこともたくさんありますが、僕は留学してよかったと思うし、今後もたくさんのことに挑戦していきたいと思います!

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